「仕事に知識を適用した最初の人」、「アメリカが生んだ知恵」とP.F.ドラッカーが讃え、「科学的管理法の父」として著名なフレデリック・ウインズロー・テイラー(1856~1915)。
SAMはテイラーが提唱した独創的原理を広く普及させるために1912年に設立された「テイラー協会」を源流とする世界で最も由緒あるマネジメント研究団体であり、米国内と世界の各地に200を超えるチャプターと称する組織を運営しています。
SAM日本チャプターは、SAMで初めて海外チャプターとして1925年に設立された長い歴史を有しています。
| 1912 | テイラー、「管理科学促進協会」を設立 |
| 1915 | テイラーの死後、テイラーを永遠に記念するため「テイラー協会」に改称 |
| 1925 | 上野陽一、海外支部第一号となる「テイラー協会日本支部」を設立 |
| 1929 | 上野陽一、日本支部代表として第4回科学的管理国際委員会(パリ)に参加 |
| 1930 | テイラー協会日本支部、米国テイラーアメリカ産業視察を実施 |
| 1936 | テイラー協会(米国)、「産業技師協会」と統合し、「経営管理促進協会=SAM」に名称変更 |
| 1949 | 「SAM日本支部」に名称変更 |
| 1961 | 「SAM日本チャプター」設立申請が受理され、契約書に調印。 「SAM日本チャプター設立準備委員会」設置。 |
| 1962 | 「SAM日本チャプター」設立 |
昨年度は、コロナウィルス感染拡大により、かつて経験をしたことがない世界に直面した年でした。政府の緊急事態宣言が発令され、各支部でSAMの例会を休止しましたが、その後、3密を回避し、参加者には消毒やマスクの着用をお願いしての徹底した感染防止策をとり例会を再開しました。新たにズームなどの設備を各支部で準備をし、ズームを併用した例会を開催することで、感染防止と共に各支部の交流も活発にすることができました。本年度もコロナ感染は収束に至っていませんが、引き続きズームを併用し、柔軟に対応しながら例会を開催して参りますので、皆様にはご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。